ニートの心身に限界が訪れたお話【投稿18日目】

何もない日の日記

タイトルにもありますように、空箱のように空っぽな人生を送ってきた私ですが、何も昔からこうだったわけではありません

物心ついたときから周りと衝突し、置いて行かれながらも、みんなに食らいついていこうと必死に生きていました

ですが、全速力で走れる期間は長続きしないものです

心身ともに限界が訪れました

張り続けた気持ちの糸がある時ぷっつりと切れ、それ以降なにをするにしても踏ん張りがきかなくなりました

そこから自分はみんなと同じゴールを目指せないことを受け入れようとしました

無職である自分、何も変えられない自分、欲しいものを買うお金すら稼げない自分

受け止めるには辛すぎる結果がいくつも転がっていました

現在は社会から逃げ出し、何年かが経ちました

今の自分の生活は、あるがままの駄目な自分を受け入れた状態として想像していた通りになっています

人に会わず、昼に起き、気が付けば何もしないまま夜になっている、そんな生活

自分にはこれが、今まで送ってきたどんな人生よりも自分らしいと感じています

しかし、何も積み重ねないまま過ぎる年月の重みが日を追うごとに確かな重みになって、自身にのしかかっているのもまた事実

きっとこのまま時が過ぎふとした時に、自分以外の人間や物が歴史を積み重ねているのに気づき、取り戻せない月日を後悔することでしょう

ですが、その未来が分かっていたとしていまさら何が出来るでしょうか?

過去に対面した困難には、逃げずに立ち向かってきました

それが、このざまです

頑張ってきたものが、すべて無駄だったという訳ではありません

むしろ頑張っていたからこそ、助けられた場面も多くあります

しかし、私にはもう気力が残っていないのです

というのも、過去の頑張りは自身のスペックの低さを補う行為で、マイナスを0に近づけるものであったため

世間的には努力としてみなされない、成果としても出てこない、日の目を浴びない努力でした

成果の出ないものに気力を注いできた結果、私にはもはや何かに取り組めるだけのエネルギーが残っていません

これからは人生のイベントを発生させることもできず、過去の経験を何倍にも薄くしたものを摂取しながら生きていくのでしょう

そんな苦難な道のりを耐えられる自信は、私にはありません……