長年ニートをしていると、社会への出ていき方が本当に分からなくなります
毎日昼まで寝て、何もせず一日を終える
我ながら、よくこんな毎日を何年も続けられるものだと感心します
間違いなく引きこもりの才能があるのでしょう
聞いた話によると何もしていないと暇で苦痛を感じてしまう人がいるそうですが、全くうらやましい限りです
自身に降りかかる苦痛を解消すると、社会的にも承認されるのですから
勿論、働きたくなくとも我慢して働いている人が多くいることも分かっています
ですが、そういった人たちと話していても、自分とは違っていると思わざるを得ません
私は違うのです
もっと生命力がないのです
働きたくないという人たちにも生命力は感じられます
人と繋がろうとする意志と力があるのです
そうです、私はエネルギーを持っていません
現状を変えるエネルギーは当然の事、今自分が置かれている状況を確認する気力すらありません
幼少の頃は今よりもまだ、何か課題に対して耐える気力がありました
今はもう無理です
物心ついたときから、生きていることに違和感がありました
自分は社会を生きていくうえで必要な能力がないと気が付いたときから、それでも不快感を耐えて何とか社会生活を送ろうとしました
この悩みは誰に相談しても理解してもらえないだろうと、ずっと黙っていました
周りからも浮き、解決策も分からないまま、孤独と苦痛をひたすら耐えました
結果的に、学校は卒業できました
卒業後の数年は社会人も経験しました
けれど、そこで限界
ずっと耐え続け、自分を押さえつけて気を張っていた分の影響が今になって現れました
あの時の忍耐は、未来で使うはずだった気力の前借だったようです
もう私には何も残っていません、物事に粘り強く取り組む気力も根気も、全て使ってしまっていました
この状態で人生がどうにかなる未来など見えるでしょうか
真っ暗な未来を見て見ぬふりをして毎日を過ごす日々です